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アートで自立して食べていくのは無理なのか?

目次

  1. アートで自立して食べていくのは無理なのか?

  2. 簡単にアーティストになれた人はいない

  3. 小遣い稼ぎレベルは「自立」とは言えない

  4. 肩書きに縛られず「美術・アート」を使っていく

  5. 絵を描くこととお金を稼ぐことはイコールじゃない

1. アートで自立して食べていくのは無理なのか? 「アーティストとして自立して食べていくのは、やっぱり無理ですよね?」 美術やアートの世界を志す人なら、誰もが一度はぶつかるこの壁。現実と夢の狭間で揺れ動き、将来への不安からこの問いを投げかけたくなる気持ちはとてもよくわかります。実際、周囲を見渡しても、アート一本で生活を成り立たせている人はほんの一握り。だからこそ、「やっぱり無理なのかな」と諦めモードになってしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、本当にアートで自立することは不可能なのでしょうか。その答えを探るためには、まず「自立」という言葉の本当の意味と、アート業界のリアルな現状を見つめ直す必要があります。

2. 簡単にアーティストになれた人はいない 結論から言うと、簡単にアーティストになれた人なんて、この世には一人もいないでしょう。危惧すべきなのは、上部(うわべ)だけを真似て、なんとなく「アーティスト気取り」や「アーティスト雑貨」のような活動に終始してしまうケースです。もちろん、表現の形は人それぞれですが、厳しい現実として、簡単な道など存在しません。本気でアートに向き合い、それを生業にしようとするならば、生半可な覚悟では太刀打ちできないのです。「アーティスト」という響きの良さや、表面的なかっこよさだけを追い求めていても、本当の意味での自立には繋がりません。

3. 小遣い稼ぎレベルは「自立」とは言えない ともすれば、収入というより「小遣い稼ぎ」みたいなことを目先に置いている人もいるかもしれません。自分の作品を喜んでくれる人がいて、買ってもらえて嬉しかった。その経験自体はとても素晴らしいことですし、モチベーションにも繋がります。しかし、そのレベルでは「自立」とは言えないと思います。自立とは、継続的に自身の力で生活の基盤を築き、社会の中で価値を提供し続けること。単発の喜びや少額の売上だけで満足してしまっては、そこから先のステップへ進むことはできません。厳しいようですが、趣味の延長線上の小遣い稼ぎと、プロとしての自立は、明確に線を引いて考えるべきなのです。

4. 肩書きに縛られず「美術・アート」を使っていく では、実際に自立している人はどうしているのでしょうか。例えば、17歳の時から美術しかやっていなくて、それでご飯を食べている人もいます。そういう人は間違いなく「自立している人」ですよね。でも、その人が純粋な「画家」として生きているかというと、そうとは限りません。自分自身で教えたり、企画を打ったり、様々な活動を展開しているのです。周りからは画家だと思われているかもしれないし、プロデューサーやギャラリストだと言ってくれる人もいるでしょう。大切なのは、先に肩書きを作るのではなく、自分の肩書きに縛られないこと。画家だから絵しか描かない、ではなく、「アート・美術というものを使っていく」という柔軟な姿勢こそが、自立への道を切り拓く鍵になります。

5. 絵を描くこととお金を稼ぐことはイコールじゃない 最終的に行き着くのは、「絵を描くこと」と「お金を稼ぐこと」は全く別のスキルだという事実です。あくまで絵を描くというのは、絵を描くことであって、それはイコール「お金」というわけではありません。美術やアートを勉強し、絵を描けるということを「自分の強み」として持っておく。そして、その強みを社会の中で「どう活用するか」という問題に向き合うこと。それこそが、アーティストとして本当の意味で自立していくために最も必要な視点だと言えるでしょう。