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水槽のオオナマズから透明水彩へ。中学生の彼女が歩む、絵画の「王道」

水槽のオオナマズから透明水彩へ。中学生の彼女が歩む、絵画の「王道」
彼女が通い出して3年。水槽のオオナマズから本格的な画材へ
彼女がここに通い出して、もう3年。アトリエのドアを初めて叩いた時は、まだ小学生でした。最初は、大きな水槽を悠々と泳ぐオオナマズや、ひらひら舞う金魚を無邪気に描いていた彼女。それが今や中学生になり、精神的にも大きく成長しました。少し本格的な題材や、扱いの難しい画材にも果敢に挑戦し始めています。子供から大人への階段を登り始めたその目は、以前よりずっと鋭く、真剣な光を帯びて対象を捉えるようになりました。

鏡の中の自分と向き合う。透明水彩で描く人体の躍動感
現在彼女が取り組んでいるのは、鏡越しに自身の体を見つめるドローイングと、透明水彩による着彩です。これが、驚くほど素晴らしい仕上がりを見せています。透明水彩特有の美しい彩度を保ちながら、明度も自在にコントロール。しかも1枚の紙に固執せず、3〜4枚の作品を同時進行で描き進めているのです。画面からは、複雑な色の重なりとともに、人体の持つ生命力や躍動感を大切にしていることが伝わってきます。ただ表面をなぞるのではなく、骨格や筋肉の動きといった「本質」を紙に定着させようとする強い意志を感じます。

長崎絵画教室が教える「歩むなら、まずは王道をおぼえよ」
当indies art clubが、長崎の絵画教室として変わらず大切にしている基礎があります。それは「時間がかかっても目的地点まで絶対に諦めず、対象と深く向き合う」という信念。小手先のテクニックに逃げるのは簡単です。しかし私たちが伝えるのは、「歩むなら、まずは王道をおぼえよ。そうすれば怖いものはなくなる」ということ。徹底的な観察によるデッサンやクロッキー、光と影の理解。さらに画面構成や抽象画制作にも、構図、メリハリ、バランス、アクセント、空気感といった揺るぎない基礎があります。この王道を避けずに克服していく者には、共通して「屈託のない笑顔」が生まれるのです。ブレない軸さえあれば、どんな難解な題材にも立ち向かえる。それは中1の夏休みを迎えた彼女にとっても、同じことです。

SNS映えや保護者ウケは狙わない。愚直の先にある真の達成感
中学生だからと、その場しのぎの楽しさを優先する指導は一切しません。SNS映えを狙ったり、保護者ウケの良い「綺麗に仕上がるテンプレート」をなぞらせたりする方が、指導としては楽かもしれません。しかし、それでは本質的な視覚的知性は育ちません。私たちが目指すのは、自らの目で見つめ、手で探り、愚直に描き続けた先にある「真の達成感」。その圧倒的なカタルシスを経験させることこそが、長い目で見たときの彼女の幸せであり、指導者としての本当の優しさだと信じています。

レディネス(発達段階)を見極める。それが指導者の本当の優しさ
いくら王道を説くとはいえ、彼女はまだ中学生。脳の成長段階としては、まだ半分子供らしさが残っています。だからこそ、大人の論理を一方的に押し付けるのではなく、彼女のレディネス(発達段階)を慎重に考慮した指導が欠かせません。今どこまで理解できるのか、何に戸惑っているのか。それを見極めながら「学び方を学ぶ」ためのサポートを続けていきます。無理に背伸びさせるのではなく、彼女自身の歩幅を大切にしながら、王道を歩むその背中をこれからも見守り続けたいと思います。

長崎の美術教室「indies art club」では、デッサンのような基礎から応用、パステル画をはじめとする様々な画材の扱いから、具象画、抽象画、デザインまで幅広く指導しています。
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