ずっと無言で黙々と描いていると息が詰まる?無言の空間を楽しむ方法
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ずっと無言で黙々と描いていると息が詰まる?無言の空間を楽しむ方法
絵を描く環境について、こんな風に感じたことはありませんか?「ずっと無言で黙々と描いていると、なんだか息が詰まってしまう…」。
共同アトリエや絵画教室など、他の人がいる空間だとなおさら、その静寂が気になってしまうこともあるかもしれません。
みんな真剣にキャンバスに向かっているけれど、少しぐらいおしゃべりしながら楽しく描きたいな、なんて思ってしまう。
でも、本当にそれで良い作品が描けるのでしょうか?
今回は、絵を描くときの「無言の時間」と「集中力」の深い関係について、少し辛口で、でも本質的なお話をしていきたいと思います。
1. ずっと無言で黙々と描いていると息が詰まりますか?
「無言で絵を描いていると息が詰まります」という声、実は意外とよく耳にする悩みの一つです。
特に共同アトリエのような場所だと、周囲のピンと張り詰めた空気感に飲まれてしまうこともありますよね。
もちろん、そこの教室やアトリエの雰囲気にもよるかもしれません。和気あいあいとしたオープンな場所もあれば、みんながストイックに筆の音と衣擦れの音だけを響かせているような緊張感のある場所もあります。
そんな静かな空間にポツンといると、「何か喋らなきゃいけないんじゃないか」「この沈黙がどうしても気になってしんどい」と感じてしまう。
一人で黙々と作業するのが苦手で、誰かとコミュニケーションを取りながらワイワイやりたい、という気持ち自体はよくわかります。
しかし、絵を描くというクリエイティブな行為そのものについて、ここで少し立ち止まって考えてみてほしいのです。無言であることが本当に「悪」なのでしょうか?
2. そもそも、基本ずっと喋りながらは描けないよ
少し身も蓋もない、厳しいことを言ってしまうかもしれませんが、基本、ずっと喋りながら絵を描くなんてことはできないんですよ。
手と口を同時に、しかも全く別の思考回路で動かして、かつ作品のクオリティもしっかり上げるなんて、よほどの天才か極端に器用な人じゃない限り不可能です。
絵を描くというのは、対象を深く観察し、脳内で構造を考え、それを指先の繊細な動きへと変換していく、非常にエネルギーを使う作業です。
形を正確にとらえたり、微妙な色のバランスを見極めたりする瞬間に、頭の中はフル回転しています。
その極限の状態で、ペラペラと世間話を楽しめるかというと、答えはノーですよね。
もし、あなたがずっと喋りながら描けているとしたら、それは単に手が無意識に動いているだけで、本当に作品の深い部分には向き合えていない証拠かもしれません。
3. 集中したら自然と無言になっていくもの
絵を描いていて、本当に心の底から集中したら、人はどうなると思いますか?答えはとてもシンプルで、自然と「無言になっていく」んです。
キャンバスの中の世界にどっぷりと入り込み、「ここはもう少し影を濃く落とそう」「このラインはどう引くべきか、どの筆を使うべきか」と、自分自身や作品と深く対話しているとき、外の世界の音や自分の声はスッと消えていきます。いわゆる「ゾーンに入る」という状態ですね。
だから、「集中状態が耐えられない」とか「無言が苦痛だ」と言っているうちは、なかなか画力を飛躍させるのは難しいですね。あなたが感じている「無言の時間がしんどい」という感覚は、実は静寂そのものが嫌なのではなく、深い集中状態へと潜っていくその過程に耐えられていないだけなのかもしれません。
4. 「人と話すのは得意」の落とし穴
「自分は人と話すのは得意だけれど、一人で黙々と作業するのは苦手なんだ」と思い込んでいる人がよくいます。
でもね、そういう人に限って、実は「人と深く話すのも苦手」だったりするんですよ。
コミュニケーションというのは、ただ間を埋めるようにずっと言葉を発し続けることではありません。
やっぱり、グッと集中する部分があって、そこからふと気を抜く部分がある。
その緊張と緩和のメリハリがあるからこそ、お話が本当に盛り上がるんでしょ?ずーっとお話だけで成り立っている関係や空間なんて、そう長くは続きませんし、どこかで中身が薄くなってしまいます。
絵を描く場所での会話も全く同じです。お互いにしっかり自分の作品と向き合う「無言の戦いの時間」があるからこそ、休憩時間のちょっとした会話が心から楽しく、意味のあるものになるんです。
5. 結論:無言に「慣れてください」。そして集中しましょう!
最後になりますが、「無言で描いていると息が詰まります」という悩みに対する一番の特効薬をお伝えします。それはズバリ、「慣れてください」ということです。
もしかしたら、無言が苦痛なのではなく、単に「もしかしたら今はまだ集中できてない」というだけのことかもしれないですね。息が詰まると感じたら、それは「まだ作品の世界に入り込めていないサイン」だと思ってください。焦る必要はありません。
周りの音や空気を気にするのをやめて、目の前の線一本、色一つに全神経を向けてみましょう。無言を恐れず、キャンバスに向かう。それに慣れてしまえば、あの息が詰まるような静寂が、いつの間にか心地よい没入感へと変わっていくはずです。
さあ、余計なことは考えず、集中しましょう!
