長崎の美術教室に質問 「絵はどこまで描けば完成ですか?」
目次
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「どこまで描けば完成ですか?」という罠
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「次は何をすればいいですか?」と聞く前に
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自分で探すプロセスこそが「アート」である
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行き止まりまで描く!足し算と引き算のシーソーゲーム
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限界まで突き詰めて、美術を本当に楽しむ
1. 「どこまで描けば完成ですか?」という罠
「これ、どこまで描けば完成なんですか?」 日々絵と向き合っていると、ふとこんな疑問が湧いてくることはありませんか。
仕事や勉強において、効率よくタスクをこなすのが得意な人ほど、この壁にぶつかりやすい傾向があります。なぜなら、美術には明確な「ここがゴール」という分かりやすいチェックポイントが存在しないからです。
タスク管理のように「Aをやって、Bをやって、はい終わり」という手順がないため、ゴールが見えないことに苦戦してしまうのです。
しかし、この「完成がわかりません」という悩み自体が、実は美術の上達を妨げる罠だと言えます。
2. 「次は何をすればいいですか?」と聞く前に
「次は何をすればいいですか?」「どうすればいいか教えてください」とばかり言ってしまう人もいます。
確かに、手順を教えてもらえばその場は安心するかもしれません。
しかし、美術において一番大切なのは、「次は何をすればいいか」「どうやって表現すればいいか」を、とりあえず自分で探すことなのです。
答えのない場所で、自分なりの正解を模索する。それこそが一番重要であり、同時に一番楽しいところでもあります。
その「自分で探す力」が欠けていると、いくらテクニックをなぞっても、本当に上達することは決してありません。
3. 自分で探すプロセスこそが「アート」である
「いつまで描けば完成ですか?」と誰かに答えを求めてしまうのは、そもそも美術の楽しみ方を間違っている状態です。
キャンバスに向かい、迷い、考え、そして「ここだ」という答えを自分自身で探し出す。
その行為全体が「アート」であり「美術」なのです。上澄みだけの段取りをこなすのではなく、画面の奥深くに入り込んで自問自答するプロセスにこそ、本当の価値があります。
誰かに決められた完成地点を目指すのではなく、自分の心が納得する着地点を自らの手で探り当てていきましょう。
4. 行き止まりまで描く!足し算と引き算のシーソーゲーム では、どこまでいったらいいか分からない時はどうすればいいのでしょうか。
答えはシンプルです。とりあえず「行き止まり」まで行ってみればいいのです。描いている途中で、足し算も引き算もせずに手が止まってしまう人がいます。そうではなく、まずは限界まで「足し算」をして描き込んでみる。
限界まで描いたら、今度はそこから余分なものを「引き算」していく。引きすぎたらまた足して……という具合に、シーソーのように行ったり来たりを繰り返すのです。この試行錯誤の中で、単なる線の集まりが、生き生きとした動き(ムーブマン)のつながりへと変化していきます。
5. 限界まで突き詰めて、美術を本当に楽しむ
限界まで足して、引いてを繰り返すシーソーゲーム。
それこそが、美術の本当の楽しさです。段取りだけを綺麗になぞって終わらせるのではなく、画面が擦り切れるくらいまで、泥臭く行き止まりまで突き詰めてみましょう。完成がどこにあるのか分からない不安を抱えながらも、自らの手で描き進め、探求し続けること。
その果てにたどり着いた作品こそが、あなただけの真の「完成」になるはずです。
迷ったら、まずは行き止まりまで突き進んでみてください。
