割れたスピーカー(長崎市絵画教室)
✨🏆 【コンクール受賞作品】同調圧力と虚勢を撃つ 🏆✨
📢 現代社会のノイズを視覚化した『割れたスピーカー』
本作は、あるコンクールにて優秀な成績を収めた作品です🎉
作品に込めた鋭い視座と制作背景を記した「アーティストステートメント」を、ここに公開いたします。 👇👇👇
【作品タイトル】 割れたスピーカー
鼓膜を震わせる無遠慮な馬鹿笑いと、空間を支配しようとするマウントめいた高笑い。
本作『割れたスピーカー』は、現代社会という密室に鳴り響く、この不自然で暴力的な「ノイズ」を視覚化したポスター作品である。
スピーカーから出力される音が限界を超えて割れているとき、そこにあるのは伝達すべき本来のメッセージではなく、実体を伴わない耳障りな音圧でしかない。
周囲が作り出す熱狂の渦もまた同じだ。あごを上げて他者を見下ろすような高笑いは、自己顕示と承認欲求の塊であり、大げさに笑い転げる姿は、日常の鬱憤による抑圧されたストレスを晴らすための、空虚なカタルシスに過ぎない。その激しいノイズの表層には、己の居心地の悪さやコンプレックスから逃れるための、心理的な防衛とごまかしがひび割れ(クラック)のように透けて見えている。
本作において、私は大量複製と情報伝達を目的とする「ポスター」というグラフィックメディアをあえて採用し、現代アートとして解体・昇華することを目論んだ。
対象の骨格や明暗の構造を正確に捉えるデッサンのように、群衆の虚勢と怯えのメカニズムを視覚的知性をもって冷徹に観察し、画面へと定着させている。本来であれば社会へ向けてメッセージを発信するはずのポスターは、ここでは逆に、社会に蔓延するコミュニケーションの不全と、人々が抱える薄っぺらな欺瞞を告発する装置へと反転する。
群衆の歪んだノイズの中で孤立することは、決して孤独な敗北ではない。
それは、同調圧力という無言の権威から自身の思考を守り抜き、何者にも依存しない独立した表現空間を構築するための確固たる抵抗である。
『割れたスピーカー』が放つ虚勢の笑い声に直面するとき、私の内側にある揺るぎない視座はよりくっきりと深みを増し、人間の深層に潜む真実の輪郭をえぐり出すのである。
🎨 長崎の美術教室「indies art club」 🎨 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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