アクシデントの活用は制作の定石!偶然性を味方につける
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【目次】
1. ストリートで育って来たかのような作風!コミカルと基礎の融合
2. 目指すは横尾忠則?画材を選ばない作家への進化
3. 最近の課題は「構図かなぁ?!」余白との格闘
4. 2枚目のようなハプニング発生!他人のパネルで半分隠れたら…?
5. アクシデントの活用は制作の定石!偶然性を味方につける
1. ストリートで育って来たかのような作風!コミカルと基礎の融合
まるでストリートで育って来たかのような、エッジの効いた野性味あふれる作風。
それが彼の最大の持ち味です。
パッと見た瞬間に視線を奪うコミカルな印象を与えつつも、ただの思いつきや一発の勢いだけで終わらせない底堅さがあります。
その独特のポップな世界観の中に、絵画としての「基礎」をしっかりと根付かせるために、彼は日々アトリエでひたむきに練習を重ねているのです。
一見するとルール無用で自由奔放に見える表現こそ、実は圧倒的な基礎力な観察眼といった土台がなければ、すぐに飽きられる薄っぺらいものになってしまいます。
彼はその事実を本能的に理解しているからこそ、地道な基礎練習から決して逃げません。
2. 目指すは横尾忠則?画材を選ばない作家への進化
今回彼が力強く取り組んでいるのはパステル画です。
粉の質感を活かしながら、何度も色を重ねて深みのある画面を作っています。
しかし、彼の奥底に眠るポテンシャルは、決してパステルという単一の画材の枠に留まるものではありません。
将来的には、表現したいテーマやその時の衝動に合わせて、どんな画材でも自由自在に操る「画材を選ばない作家」になるだろうと確信しています。
例えば、あの横尾忠則のような、既存の枠に囚われない変幻自在な存在。
そんな予測不能なアーティストに進化していったら良いな〜と思わせるエネルギーがありますし、日々の彼の眼差しを見ていると、きっと本人も密かに、しかし強烈にそう思っているはずです。画材はあくまで思考を出力する手段に過ぎません。
3. 最近の課題は「構図かなぁ?!」余白との格闘
技術も表現力も着実に伸びている彼ですが、最近の大きな課題として直面しているのは「構図かなぁ?!」というポイントです。
絵を描く上で、限られた四角い画面の中のどこに主役を配置し、どこを抜いて息継ぎの場所を作るか。
この絶妙なバランス感覚は、小手先のテクニックで一朝一夕に身につくものではありません。
彼は制作のプロセスにおいて、何度も何度も頭の中のイメージをキャンバスに描き出し、要素を整理してあえて「余白」を作り、そして再びそこを別の色や形で埋めていく……という果てしない作業を繰り返しながら、作品をジリジリと前進させています。
描いては消し、足しては引く。
この泥臭い試行錯誤こそが成長の証です。
4. 2枚目のようなハプニング発生!他人のパネルで半分隠れたら…?
そんなふうに構図で行き詰まりを感じながら、キャンバスの前で長考して格闘していた時のこと。
ふとした瞬間に、予期せぬ事態が起こりました。
アトリエ内で、ふと立てかけられた他人のキャンバスパネルが、彼の作品の手前にスッと入り込み、せっかく描いた画面が物理的に見えなくなってしまったのです。
そんな時、まさに2枚目のようなハプニング。他人のパネルで作品が半分隠れました。
「あ、見えない」と思った次の瞬間。そしたら、見えている半分がなかなか良くない!って感じになったのです。全部が見えている時よりも、半分隠されてトリミングされたことで画面に強烈なコントラストと緊張感が生まれ、「なんだ、こっちの切り取り方のほうが断然カッコいいじゃないか!」という予想外の発見に繋がりました。
5. アクシデントの活用は制作の定石!偶然性を味方につける
実は、こういったアクシデントの活用は、もはやアート制作における定石とも言える重要なプロセスです。
頭の中だけで計算し尽くされた構図ももちろん素晴らしいですが、意図せず入り込んだ偶然性を制作に盛り込むのは、作品の殻を破るための必需品なのです。一人で部屋にこもって綺麗に描いているだけでは出なかった答えが、他人のパネルという物理的なノイズによってもたらされる。
これこそが、人が集まり、熱気やハプニングが交差する長崎絵画教室のようなライブ感のある場所で制作をする最大の醍醐味でもあります。
今回の思いがけないハプニング、彼にとって新たな構図のヒントになったでしょうか? 偶然を必然に変えるしたたかさを、これからもどんどん養っていってほしいですね。
